発電機マメ知識TRIVIA
2022.07.15
古い 非常用発電機 故障 部品がでない場合の修理メンテナンス(AVR)
発電機 非常用発電機 メンテナンス 故障 予防 のお役立ち情報を発信
発電機 非常用発電機 は必要最低限のメンテナンスをすれば長くお使いを頂けます。
制御基板の修理や故障予防のメンテナンス、負荷試験、冷却水漏れの対策など
発電機のお役に立つ情報を発信しています。
非常用発電機 故障 古くなると部品が揃わない
非常用発電機は定期的に買い替えをする設備ではなく
建物と共に老朽化が進んだ時に故障が発生しやすくなります。
電気設備点検などで故障が発覚した時には、メーカーが製造を終了していることも多々あります。
特に電装系部品はパッケージメーカーが設計をしているため、古いモデルの場合やメーカーが市場から撤退を
しているとこれらの部品が揃わなくなるリスクが高く
お客様の多くは更新(発電機の入れ替え)しか選択肢がないとのことで困られています。
この記事では、電装系部品の中でAVR(電圧調整器)が故障しメーカー供給が終了したケースでの
実例対応をご紹介しています。
冷却系統の生産終了品の修理ケースは下記の別記事にまとめています。
非常用発電機 AVR 故障
非常用発電機のAVRが故障をすると起きる現象として
電圧計の表示が規定値に達しない
制御が異常を検知し緊急停止をする
実際の対応事例です。
電圧が規定値まで到達しない電圧不良の非常用発電機
今回は電圧不良の発電機を修理した事例です。
対象の非常用発電機は、1991年製造の松下電器製になります。
電圧不良の原因はAVR(自動電圧調整器)の経年劣化による故障です。
無負荷~負荷運転でも一定の電圧を保つようにする機能を有します。
このAVRが故障をすると
〇電圧が一定に保たれない
〇規定値が220Vとした場合、100~150Vまでしか電圧が届かない
などの故障症状が出ます。
古い非常用発電機は制御部品をはじめ電子部品が調達できなくなる
古い非常用発電機もメンテナンスをしっかりと行えば、長くご使用を続けることができます。
ただし、パッケージメーカー(非常用発電機を設計・組立するメーカー)が市場から撤退をしたり
古い型式の場合は、補修部品の生産を終了したりするリスクがあります。
今回の非常用発電機は、メーカーが非常用発電機の市場から撤退をしたため
故障しているAVRの供給が受けられない問題がありました。
メーカーから供給を受けられない場合の当社対応
基板タイプのAVRでしたら、基板を取り外し工場にて不具合箇所の検証と発見箇所の部品交換を行います
また、弊社取引先のAVR製造メーカーと協力して適合品を制作します
AVR制作と交換後の症状
適合品を制作、取り付け後の写真です
試運転実施
電圧は正常に規定値220Vを保持しています
しばらく試運転を続け、液漏れや周辺機器の温度変化を計測します
最後にお客様に確認を頂き修理完了です。
後日、PDFにて作業内容の報告書をまとめて提出をします。
発電機 非常用発電機 のお悩み解消します
非常用発電機の修理・メンテナンス
国産ディーゼルエンジンはメーカー問わず全て修理対応いたします。
弊社取引先は上場企業~大手チェーン店様、ビル管理会社様など
多種多様な業種から直接のご相談と依頼を頂いており、業態に即した最適なご提案が可能です。
納品後も年次点検や予防保全整備、負荷試験を含め万全のアフターサービスをお約束します。
非常用発電機の買取・下取りサービス
更新に伴う既設の非常用発電機はいかなる状態でも100%の買取保証。
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