発電機マメ知識TRIVIA
2025.07.29
非常用発電機 燃料試験 とは? 燃料は品質劣化する?
非常用発電機 燃料 品質 試験 とは?
非常用発電機の燃料品質を調べる試験には、主に以下のような検査項目・方法があります。
特に軽油やA重油、BDF(バイオディーゼル燃料)などを使用している場合
燃料劣化や異物混入が原因でエンジントラブルを起こすことがあるため、定期的な燃料品質試験が推奨されます。
主な燃料品質試験の内容
1. 外観検査(目視)
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色、濁り、沈殿物、水分の有無を確認。
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異常な色(黒っぽい、赤茶色など)は酸化や微生物汚染の可能性。
2. 水分含有量の測定(カールフィッシャー法など)
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燃料中に水分が多いと、エンジン内部の腐食や燃焼不良の原因に。
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水分量の目安:0.05%以下が望ましい
3. 酸価測定(酸化劣化の指標)
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酸価(mgKOH/g)で燃料の劣化度合いを評価。
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基準:新品燃料で0.1以下。0.5を超えると要注意。
4. 微生物検査(バクテリア・カビなど)
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水分と共存することで、燃料タンク内にスライム(スラッジ)を形成し、フィルター詰まりや燃料系統の腐食を引き起こす。
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特に長期保管されている燃料で発生しやすい。
5. 粒子・異物混入検査(ISO4406など)
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粒子状異物が多いと、インジェクターや燃料ポンプに悪影響。
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フィルター性能や異物混入リスクを評価。
6. 引火点試験
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引火点が低いと安全面で問題。
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発電機用燃料は消防法やJIS規格に適合する必要あり。
試験方法・依頼先
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試験機関: 石油分析専門業者、燃料メーカー、発電機メーカー、第三者検査機関(JIS適合品対応)
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現地での簡易チェック: 燃料サンプリング → 専門検査会社へ提出
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試験頻度の目安:
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常時使用しない非常用発電機の場合、最低でも1~2年に一度
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6年以上未交換の燃料は劣化リスク高
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燃料劣化が引き起こすトラブル例
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エンジン始動不能(燃料が詰まる、燃焼しない)
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黒煙、白煙の増加(不完全燃焼)
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インジェクターの詰まりや故障
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フィルター詰まり、燃料ポンプ焼き付き
燃料試験 進め方
株式会社ロジエイティブでは、非常用発電機に使用される燃料の品質試験にも対応しております。
サンプル燃料の抜き取りも現地お伺いして対応致します。
長期間交換されていない燃料は、見た目ではわからない劣化や汚染が進んでいる可能性があります。
いざという時に発電機が起動しないリスクを避けるためにも、定期的な燃料品質のチェックをおすすめします。
必要であれば、サンプル採取方法や検査費用の規模感などもご案内できます。ご希望があればお知らせください。
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