発電機マメ知識TRIVIA
2026.06.03
非常用発電機の更新費用の相場を解説|費用が大きく変わる理由とは?
- 更新 入れ替え
非常用発電機の更新費用の相場

非常用発電機の更新を検討する際、多くの方が気になるのが費用です。
実際にお客様からも、
「更新にはいくらかかるの?」
「数百万円でできる?」
「見積が高すぎる気がする」
といったご相談をいただきます。
非常用発電機は建物の防災設備として重要な役割を担うため、更新工事は一般的な設備更新よりも高額になる傾向があります。
しかし、発電機の更新費用は容量や設置環境によって大きく変わるため、一概にいくらとは言えません。
今回は非常用発電機の更新費用の相場と、費用が変動する理由について専門会社が解説します。
非常用発電機の更新費用相場
一般的な非常用発電機の更新費用は、数百万円から数千万円程度が目安になります。
参考例としては以下のようになります。
小型発電機(20kVA~50kVA程度)

・更新費用目安:300万円~800万円
小規模なマンションや事務所などで使用されることが多い容量です。
比較的コンパクトなため、更新費用も抑えやすい傾向があります。
中型発電機(60kVA~200kVA程度)

・更新費用目安:800万円~2,500万円
病院や福祉施設、商業施設などで多く採用されています。
BCPでも需要が多いクラスであり、設置条件によって費用差が大きくなります。
大型発電機(300kVA以上)

・更新費用目安:2,000万円~1億円以上
工場や大型施設で採用されるクラスです。
発電機本体だけでなく搬入出や周辺設備工事も大規模になるため、高額になる傾向があります。
更新費用は発電機本体だけではない

吸排気ダクト取り付け
更新費用が高額になる理由の一つが、発電機本体以外の工事です。
実際の更新工事では、
・既設発電機撤去
・新設発電機搬入
・電気工事
・燃料配管工事
・排気配管工事
・換気設備工事
・試運転調整
などが必要になります。
発電機本体価格だけで比較すると、実際の工事費との間に大きな差が生じることがあります。
費用が高くなるケース① 搬入出が難しい

更新費用に大きく影響するのが搬入出条件です。
例えば、
・地下設置
・屋上設置
・狭い機械室
・クレーン使用不可
などの現場では工事費が増加します。
特に古い建物では、発電機設置後に建物が改修されているケースもあり、当時と同じ方法で搬出できないことがあります。
その場合は発電機を分解して搬出する特殊工事が必要になります。
費用が高くなるケース② 周辺設備も老朽化している

設置後20年以上経過した発電機では、本体以外の設備も老朽化しています。
例えば、
・燃料配管
・排気管
・消音器
・冷却水槽 燃料タンク
・制御盤
などです。
更新工事のタイミングでこれらを同時更新すると費用は増加します。
しかし将来的な故障リスクを考えると、一括更新の方が結果的に安くなる場合もあります。
費用が高くなるケース③ 法令対応が必要
古い設備では現在の法令基準に適合していない場合があります。
そのため更新工事では、
・消防法対応
・建築基準法対応
・排気設備改修
・騒音対策
などが必要になるケースがあります。
これらの追加工事によって費用が増加することがあります。
更新費用を抑える方法
修理で延命できるか確認する
更新が必要と思われる設備でも、修理によって延命できる場合があります。
例えば、
・AVR交換
・充電器交換
・基板修理
・制御系統修理
などです。
まずは現状診断を行い、本当に更新が必要か確認することが重要です。
発電機専門会社へ相談する
発電機専門会社は搬入出方法や設備改修の経験が豊富です。
例えば、
・分解搬出
・特殊搬入
・既設設備流用
などによって費用を抑えられる場合があります。
同じ発電機更新でも、提案内容によって大きな差が出ることがあります。
下取りを活用する
故障している発電機でも、部品として再利用できるケースがあります。
そのため下取り対応が可能な業者へ相談すると、処分費用を抑えられる場合があります。
大型発電機では特に効果的です。
高額見積だから適正とは限らない
発電機更新工事は専門性が高いため、業者によって見積内容に大きな差が出ます。
実際には、
・不要な工事が含まれている
・搬入出方法を工夫していない
・設備流用を検討していない
といったケースもあります。
そのため高額見積を受け取った場合は、複数社へ相談することをおすすめします。
更新工事は計画的に進めることが重要

非常用発電機は受注生産品が多く、納期が数か月以上かかる場合があります。
また更新工事には、
・現地調査
・設計
・製作
・搬入出工事
・消防検査
など多くの工程があります。
故障してから更新を検討すると、その間に発電機が使用できなくなる可能性があります。
そのため設置後20年を超えた設備は、早めに更新計画を立てることが重要です。
まとめ
非常用発電機の更新費用は、設備容量や設置環境によって大きく異なります。
一般的には数百万円から数千万円規模の工事になりますが、搬入出条件や周辺設備の状況によって費用は大きく変動します。
重要なのは金額だけで判断するのではなく、
・本当に更新が必要か
・修理で延命できないか
・費用を抑える方法はないか
を総合的に検討することです。
株式会社ロジエイティブでは、非常用発電機の更新工事、修理、負荷試験、現地調査まで対応しております。高額な更新見積でお悩みの場合や、修理と更新で迷われている場合はお気軽にご相談ください。
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