発電機マメ知識TRIVIA
2024.06.26
発電機 非常用発電機 制御 充電 AVR 電装系 修理
交換部品終了 発電機 非常用発電機 修理 できない
非常用発電機の修理において
修理不能と断られるケース
非常用発電機の修理ができないと断られる主な要因に「電装系」の故障があります
非常用発電機の電装系とは
まず自動運転や自動停止、警報感知や発電機全体を制御するメインの制御基板
初期励磁の電圧を設定出力に調整するAVR基板
蓄電池の放電を防ぐため、商用電源から蓄電池へ自動充電をする充電基板
これらの基板関係となります
発電機 非常用発電機 電装系 故障 主な症状
発電機 非常用発電機 自動起動 しない 自動停止 しない
制御が故障をしていますと、非常用発電機の自動起動や自動停止の機能に不具合が生じます
発電機 非常用発電機 動かない バッテリー
非常用発電機は、搭載されているバッテリー(蓄電池)には普段は商用電源(電力会社から来ている電気です)から
放電をしないように充電制御をしています
充電器が故障をすると、充電機能が失われ、バッテリー(蓄電池)が電圧不足でエンジン始動できなくなります
発電機 非常用発電機 エンジン すぐ止まる
非常用発電機のエンジンは始動するのに、すぐに止まってしまう症状の場合、AVRが故障をしている可能性があります
AVRとは自動で電圧を調整する役割を担うユニットです
エンジン始動後、発電機を経由した初期励磁からAVRにより規定の電圧が確立できないと、制御側で異常を検知し停止をします
発電機 非常用発電機 制御基板 充電器 AVR 修理 断られる理由
非常用発電機の電装系部品が故障した場合に
修理を断られる理由は2つあります
非常用発電機 電装系部品 交換 修理 ノウハウ がない
非常用発電機は専門性の高い機器です
エンジン整備の知識と電気設備の知識の両方が求められます
普段、点検をしている業者から修理を断られるのは、点検と整備が別物であることと
電装系の交換修理には作業手順を間違えると重大な破損が生じるため
電装系部品の交換が出来ないと断られるケースは多々存在します
非常用発電機 電装系 交換部品 生産終了
非常用発電機は建物の竣工当初から設置されており
電装系部品の故障が生じたときには10~20年経過していることも
タイミング次第では
すでにメーカーが市場から撤退をしている
古い型式のものは生産終了を迎えている
このようなケースも珍しくありません
電装系の修理は基本、アッセンプリー交換(対象箇所の部品を丸ごと交換する)になります
上記の理由で修理を断られる場合には、発電機の更新のみの選択となります
発電機 非常用発電機 生産終了した 制御 AVR 充電器 修理できる
生産終了を迎え、アッセンプリー交換のできない電装系部品は
前述の通り発電機入れ替えのみの選択となりますが
弊社では多数の電装系部品の修理が可能です
施工事例の一例をご紹介します
発電機 非常用発電機 三菱 PG 制御 基板 修理
非常用発電機 自動始動 できない
1例目は三菱PGシリーズです
三菱のPGシリーズは既に主要基板の生産は終了をしております
このため、自動運転が出来ないなどの症状が出た場合には
制御基板の故障となりますが、交換部品が出ないため修理は断られます
今回の不具合症状は
「自動起動できない」「CPU故障ランプ点灯」「操作パネルから始動できない」
現地にて原因箇所を確認し
対象の基板を特定して弊社工場にて精密検査と不具合箇所の特定を行います
納期2か月を頂きまして、無事に制御基板は元通り、自動起動の機能回復及びCPU異常ランプは消灯しました
発電機 非常用発電機 三菱 PG 250 AVR 基板 修理
非常用発電機 エンジン すぐ止まる
こちらはAVRの修理事例です
不具合症状は、エンジン始動後の1分程度ですぐに故障ランプ点灯して止まってしまう症状です
原因は電圧確立が出来ないことで、制御が異常を検知しエンジンを停止させているためです
こちらのAVRユニットは、1980年代のもので、メーカーにも在庫及び補修部品はございません
2か月のお時間を頂き、原因箇所の特定、構成部品は当時のものがないため
適合品を調べひとつひとつの構成部品を交換していきます
修理結果は、無事に非常用発電機に取り付けて、エンジンがすぐ止まる症状の解消、電圧も正常に確立し
機能回復をしました
発電機 非常用発電機 日立 充電器 故障
非常用発電機 動かない 故障ランプ 点灯 充電異常
こちらは1980年代の日立製非常用発電機の修理事例です
不具合症状は蓄電池が放電してしまう
故障ランプ点灯
これにより始動用蓄電池が放電しているので始動不能となります
原因は充電器が故障をし充電機能が失われているため
蓄電池が完全放電をしています
こちらの充電器は日立では取扱い終了とのことで
出入りの業者様では修理不能のため、お客様から相談を頂いた経緯となります
終了品の対策としましては
汎用品(防災認定品)の充電器を既設発電機の仕様に合わせて設計と製作
現地で細かい箇所の設定をした後、取り付け完了
無事に充電機能も回復し、蓄電池交換後に非常用発電機の始動確認でき修理完了です
発電機 非常用発電機 三菱 PG 制御 AVR DC/DCコンバーター 修理
CPU故障ランプ 点灯 操作パネル 操作できない
こちらは1990年代の三菱製PGシリーズの非常用発電機です
不具合症状はCPU異常のランプ点灯、操作パネルから操作ができないとなります
各基板の電圧を確認し原因箇所を特定のもと、こちらも対象の交換部品は既に生産終了を迎えているため
各基板は持ち帰りのもと、精密検査と修理対応を施しました
DC/DCコンバーターは後継機を改造して現地取付をしました
コントロールパネル基板、制御基板は構成部品を調べて原因箇所の修理を施し
無事にCPU異常のランプは消灯、自動運転及び操作パネルも正常に回復をしました
発電機 非常用発電機 日立 AVR 故障 1973年製
非常用発電機 エンジン 掛かるが すぐ止まる 故障ランプ
こちらの修理事例は1973年製の日立の非常用発電機になります
AVRユニットだけで20kgもあり
当時の部品がないので、構成部品をひとつひとつ調べ、適合品を全て探すのに時間が掛かりましたが
無事に修理完了しました
取り付け後にエンジン始動をしました結果は、電圧確立の機能も回復し故障ランプも消灯しました
発電機 非常用発電機 制御 充電 AVR 故障 修理 のデメリット
生産終了品の制御基板や充電器、AVR修理のデメリットもお伝えします
制御基板やコントロール基板には、CPUチップがあります
CPUチップは発電機の制御を行うプログラムが組み込まれています
雷による異常電圧や、なんらかの原因でこのCPUチップのプログラムが壊れますと
修理をしても、プログラムはもとに戻らないため、修理ができないことになります
ただ、プログラムがバグを起こしているかは、初期症状の不具合を直し、非常用発電機に再取り付けをしないと
判明をしないため、修理に投じた費用が無駄になるリスクが本件のデメリットになります
これまでのプログラムバグを起こしている発生確率は2%です
また古い非常用発電機は、電装系部品を修理しても
エンジン側の部品供給が終了をしていると、経年劣化した主要部品の修理ができないリスクを中期に渡り内包します
更新一択から選択肢を広げるお手伝いをしますので
まずはご相談を頂き、どのような方法が最適かをお客様と一緒に考えます
発電機 非常用発電機 制御 充電 AVR 修理 ご相談ください
非常用発電機の修理において
豊富な修理実績とノウハウがあります
電装系故障のお悩みを解消するお手伝いをします
発電機 非常用発電機 のお悩み解消します
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