BCP用途 非常用発電機 長時間運転 を想定している 

 

 

 

非常用発電機によくある誤認の中に

2か月に一回、点検をしているから大丈夫と言われるお客様が多くいらっしゃいます

 

非常用発電機は、エンジンを搭載した産業用機械です

電気主任技術者や、防災設備屋さんが行う、非常用発電機の点検とは

 

「現在、正常に動くかどうか」「警報ランプはついていないか」

現状に異常がないかを確認する目的で行われています

 

 

 

そのため、オイルやフィルターなど

使用頻度を問わず経年劣化する消耗部品を交換することは、点検の中に含まれておりません

 

使用期限を超過した消耗部品を未交換のまま使い続けると

「故障」します

 

特に、BCP目的で導入をされた非常用発電機は

停電時に生産設備や営業活動への損害が生じないように、電源バックアップとして非常用発電機が「長時間」動くことを

前提として導入をしています

 

しかし、メンテナンスや整備をほとんどした事がない状態で、長時間運転を問題なくできるかどうかは

運まかせになってしまいます

 

せっかく高額の費用を投じて導入したBCP発電機が、「エンジン始動しない」「途中で止まってしまう」「液漏れにより緊急停止した」

このようなトラブルの可能性を抑制するため、予防対策としてメンテナンスがあります

 

非常用発電機 燃料 交換 頻度 その理由

 

 

 

非常用発電機は使用頻度や点検時の運転時間が短いため

燃料を使い切ることは稀です

長時間運転を想定した非常用発電機の場合、少量危険物の範囲内であれば

軽油は1000L未満、重油は2000L未満

危険物取得の施設では

これ以上の燃料を保管しているので、まず使い切るということはないです

 

弊社ではメンテナンスプログラム導入のお客様には

6年タームでの燃料交換を推奨しています

 

非常用発電機 燃料 劣化 故障

 

その理由は

燃料系統の故障を予防するためです

ディーゼルエンジンは古い燃料でも動きます

しかし、品質変化した古い燃料がもたらす弊害は

 

「白煙」「黒煙」

 

 

燃料品質が悪いため、未燃焼やバルブタイミングに狂いが生じ

白煙や黒煙が止まらなくなります

 

「すぐ止まる」「再始動できなくなる」

 

 

燃料をくみ上げるフィードポンプにスラッジなどの詰まりがでますと

空気が混入してしまい、エンジンが再始動できなくなります

 

「動かなくなる」

 

 

劣化した燃料は、燃料フィードポンプ内部で固着を引き起こします

固着してしまった場合は、燃料フィードポンプを丸ごと交換またはオーバーホールになります

 

「燃料がタンクから漏れる」

 

 

古い燃料はタンク内部の錆を誘発します

錆が進行していきますと、タンクから燃料が漏えいしてしまい

引火の危険性が高くなります

この場合の対策整備は、タンク交換しかありません

 

非常用発電機 燃料 交換 しないと 修理費用 が高くなる

 

 

上の写真は燃料タンクの下部から、燃料が漏れてしまい

タンク丸ごとの交換をした施工事例です

 

非常用発電機の燃料タンクは、数十万～レベルの部品単価です

狭いパッケージの中に合わせて専用設計されています

 

燃料タンクだけ取り出せる形状のものもありますが

ラジエーター本体を取り外ししないと、燃料タンクが取り出せない形状のものも

多数存在します

 

 

 

出力容量が大きくなるのと比例して

エンジンやラジエーターも大型化しますので

修理は1人工ではなく、3人工や4人工を必要とします

このため、燃料交換をしていなかったために起きる故障は

予想しているよりも高額になる修理費用となることはよくあります

 

 

 

非常用発電機 高額修理 予防 するために

 

 

非常用発電機の消耗品は、使用頻度を問わず交換時期を超過する前に

交換することが、重故障を抑制する大切なポイントになります

 

重複しますが

せっかく高額の投資をして導入した非常用発電機が

いざという時にちゃんと動かないでは、これまでのお金と時間が本当に無駄になってしまいます

 

故障をした時の事後対応では

各部品により寿命が異なる消耗品の交換周期を管理できないです

 

5年単位や10年単位で

機器状態に合わせたメンテナンスプログラムを弊社ではお作りしています

 

是非ご相談ください

 

 

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