非常用発電機のメンテナンス専門会社

発電機マメ知識TRIVIA

2019.11.15

【非常用発電機の点検】必要な時ちゃんと動きますか?

人命や資産を守る非常用発電機

 

予防保全 非常用発電機 発電機 点検 整備 燃料 重油 軽油 劣化 耐用年数 維持管理 動かない エア抜き オイル 交換 故障 更新 年次点検 問題点 BCP BCP 停電 長期間 電気事業法 消防法 建築基準法 法律 無負荷運転 負荷運転 バッテリー 蓄電池 冷却水 予防 保全 トラブル 解消 72時間 48時間 必要性 災害 甚大化 長期間停電 期待寿命 耐用年数 品質 性能 サーモスタット LLC 消耗品 メンテナンス

 

 

毎年どこかで起きてしまう台風被害、大雨による水害被害。

以前では考えられない規模の災害が残念ながら起きてしまっています。

もう異常気象ではなく、「いつ・だれにでも」起きうるものとして災害時の備えを求められる時代となりました。

被害が大きくなると、長期間に渡る停電も想定した備えを要します。

高層マンションでは、停電時に緊急用エレベーターを動かす動力源は「非常用発電機」です。

また昨今BCP対策を求められる際、長期間停電への備えは「非常用発電機」になります。

非常用発電機がイザというとき動くという確証

非常時の備えとして設置した「非常用発電機」も点検・整備のメンテナンスをしていないと

肝心な時に動いてくれません。

 

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毎日新聞 2018年7月2日の朝刊より

 

人命や資産を守る非常用発電機が、肝心な時に動かなかったケースでのよくある事例として

①蓄電池の電圧不足で始動しなかった

②冷却水が不足していたため水温異常で停止した

③制御の不調で停電時に自動起動(電力供給を発電機に切り替わる)しなかった

④エンジン始動はしたが、10分程度ですぐに止まりその後は動かない

 

非常用発電機が肝心な時に動かない原因の多くは点検のみで、劣化した消耗品の交換がされておらず「メンテナンス整備」がされていないからです。

「非常用発電機」の点検と整備の違い

 

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電気設備点検

 

毎月、電気設備の点検をお願いしているから大丈夫

毎年、防災設備の点検をお願いしているから大丈夫

 

「非常用発電機」は電気事業法、消防法、建築基準法に定める設備として

法律に定められた点検が義務付けられています。

ここで行われている点検とは

現段階において始動や運転に支障はないか、不具合が出ていないかの確認です。

無負荷運転(車に例えるとアイドリング)での確認になります。

「非常用発電機」は停電時にはじめて負荷運転(車に例えると坂道を上る)が行われます。

 

通常の点検作業では、イザというとき坂道を上るための「準備」はされていません。

停電試験の点検におきましても同じです。

誤解の無いように補足しますと

点検時に蓄電池(バッテリー)の電圧が不足したり、冷却水の水量が少ない場合には点検報告書に記載され、所有者様へ書面回答されます。

現段階で目視で確認できるもの、テスターで異常が出たものは点検報告されますが、坂道を上るための「準備」=整備はどうするかは記載されていません。

使っていなくとも経年劣化する非常用発電機の消耗部品

先に記載しました肝心な時に動かなかった事例は、「予防保全整備」によりトラブル発生を解消できます。

 

車のオイルも走行距離に関わらず、最低でも半年に1度交換をしなければエンジンに良くないと聞かれたこともあると思います。

「非常用発電機」も車と同じくエンジンが搭載されているので性質は同じです。

ノーメンテナンスの非常用発電機は故障した時の修理費用が高い

長期間オイル交換をされていない状態のままですと

オイルの適正粘度が保たれず、エンジンの寿命を縮める結果になります。

オイルの役割は、潤滑油という名前の通り、エンジン内部の動きを円滑にする潤滑効果をはじめ、エンジン内部の熱を吸収、エンジン内部の汚れを吸着させる効果、防錆効果などがあります。

適正粘度の足りないオイルは期待される効果を得られないため、エンジンの摩耗を早める結果になります。

 

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経年劣化した発電機のオイル

 

冷却水(LLC)は防錆と不凍(凍らない)効果の入った薬剤が入っていますが経年劣化と共にその効果は失われていきます。

 

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経年劣化した発電機の冷却水

 

冷却水(LLC)を長期間交換していないと、ラジエター内部で腐食が進み、ヘドロ詰まりの原因による水温異常の緊急停止や、ラジエター本体を腐食で水漏れさせてしまう症状を招いてしまいます。

 

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冷却系統にトラブルのある非常用発電機

 

 

非常用発電機を構成する部品も、年々進化をしていきます。

古いモデルの部品も永久に作られているものではなく、故障が発覚した時に「部品供給」が終わっていることも珍しくありません。

機関部品の損傷は非常用発電機の耐用年数に影響を与えます。

非常時に「非常用発電機」が動かない背景は長期間の未整備による各消耗品の劣化が主な要因です。

 

非常用発電機の予防保全整備(メンテナンス)とは

 

オイル・冷却水をはじめ、蓄電池、ゴムホース類、ベルト類、サーモスタットなどそれぞれの部品には「期待寿命」というその品質・性能を発揮できる期間があります。

これを超過すると、周辺機器へ影響を与えてしまうことから、期待寿命を超えない範囲で、各部品の期待寿命を把握のもと、毎年1回の整備を実施します。

 

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非常用発電機の点検

 

予防保全整備は非常用発電機のランニングコストを抑えられる

 

毎年の年次点検時に機器状態をはじめ消耗品の交換タームをマネジメントします。

今年度の整備はオイルと冷却水

翌年度はフィルター類

その次はサーモスタット・冷却水ヒーターなど

「故障してから修理」をするより「故障要因になる経年劣化部品を交換」したほうが全体の整備費用を安価に抑えられます。

BCPで導入した非常用発電機はメンテナンスしなければ費用が無駄に

昨今の災害の甚大化によりBCPの必要性が高まる中

長期間停電に備える「非常用発電機」は電力供給を行う事業継続の要です。

「48時間運転」「72時間運転」仕様の非常用発電機を設置していても

予防保全整備のメンテナンスをされていなければ、肝心な時に72時間動いてくれないリスクを抱えます。

是非、導入された「非常用発電機」はその後の予防保全整備が最初の選定より重要になることを念頭にメンテナンス運用をご計画お願いします。