発電機マメ知識TRIVIA
2026.06.11
発電機のオイル交換頻度を解説|交換時期の目安と交換しないリスクとは
- メンテナンス
- 点検
- 負荷試験
発電機のオイル交換頻度を解説
発電機におけるオイルの役割
発電機のエンジンオイルには主に次のような役割があります。
- エンジン内部の潤滑
- 摩耗の防止
- 冷却補助
- 汚れの洗浄
- 防錆効果
- 気密性の維持
発電機のエンジン内部では、ピストンやクランクシャフトなどの部品が高速で動いています。オイルがなければ金属同士が直接接触し、短期間で深刻な損傷が発生します。
また、非常用発電機は長期間待機状態で設置されることが多いため、防錆効果も非常に重要です。オイルは内部部品を保護し、長期保管中の腐食を防ぐ役割も担っています。
発電機のオイル交換頻度の目安

非常用発電機のオイル交換頻度は、メーカーや機種によって異なりますが、一般的には以下が目安です。
年1回の交換が基本
非常用発電機は運転時間が少なくても、オイルが空気や湿気に触れることで徐々に劣化します。
そのため、
- 運転時間に関係なく年1回
- 法定点検時に合わせて実施
するケースが一般的です。
消防設備として設置されている非常用発電機では、年次点検に合わせてオイル交換を実施することで、常に良好な状態を維持できます。
運転時間による交換
メーカーによっては以下のような基準が設定されています。
- 100時間ごと
- 150時間ごと
- 250時間ごと
- 500時間ごと
停電が頻繁に発生する施設や、常用発電機として使用している設備では運転時間管理も重要です。
長時間運転後は交換を推奨
以下のようなケースでは早めの交換が推奨されます。
- 災害による長時間運転
- 停電時の連続運転
- 負荷試験後
- 発電機の酷使後
長時間運転するとオイルの酸化が進み、潤滑性能が低下するためです。
なぜ運転していなくても交換が必要なのか

「ほとんど運転していないから大丈夫」と考える方もいますが、これは危険です。
オイルは時間とともに酸化する
エンジンオイルは空気に触れることで酸化します。
酸化したオイルは
- 粘度の変化
- 潤滑性能低下
- スラッジ発生
- 腐食促進
を引き起こします。
非常用発電機は10年以上運転しない期間が続くこともありますが、オイル自体は確実に劣化していきます。
結露による水分混入
発電機室では昼夜の温度差によって結露が発生します。
結露によって混入した水分は、
- オイルの性能低下
- 内部腐食
- ベアリング損傷
などの原因となります。
特に地下発電機室や沿岸部の施設では注意が必要です。
オイル交換を怠るとどうなる?
エンジン摩耗が進行する
潤滑性能が低下すると金属同士が直接接触しやすくなります。
その結果、
- シリンダー摩耗
- ピストン損傷
- クランクシャフト摩耗
が進行します。
修理費用は数十万円から数百万円に及ぶこともあります。
始動不良の原因になる
非常用発電機は「いざという時に確実に動くこと」が最も重要です。
劣化したオイルは、
- 始動抵抗増加
- 潤滑不足
- エンジン負荷増加
を招き、停電時に始動できないリスクを高めます。
オーバーヒートにつながる
オイルには冷却補助の役割があります。
劣化したオイルでは熱を十分に逃がせず、
- 異常高温
- オーバーヒート
- エンジン停止
につながる可能性があります。
オイル交換時に一緒に交換したい部品
オイルフィルター
オイル交換時にはフィルター交換も推奨されます。
フィルター内部には、
- 金属粉
- カーボン
- スラッジ
が蓄積しています。
フィルターを交換しなければ、新しいオイルがすぐに汚れてしまいます。
燃料フィルター
長期間使用した発電機では燃料系統の点検も重要です。
燃料フィルターが詰まると、
- 出力低下
- 始動不良
- エンジン停止
の原因になります。
冷却水
水冷式発電機では冷却水も定期交換が必要です。
冷却水の劣化は、
- ラジエーター腐食
- オーバーヒート
- 冷却性能低下
につながります。
オイル交換だけでは不十分なケースもある
設置から20年以上経過した発電機では、オイル交換だけでは信頼性を維持できない場合があります。
例えば、
- バッテリー劣化
- 充電器故障
- AVR故障
- 制御基板故障
- 燃料系統の詰まり
などが同時に発生することがあります。
そのため、専門業者による定期点検と組み合わせることが重要です。
専門業者による点検がおすすめ

非常用発電機は消防設備や防災設備として重要な役割を担っています。
オイル交換時には、
- オイル劣化診断
- 漏油確認
- エンジン状態確認
- 負荷試験
- 始動確認
を同時に実施することで、故障の予兆を早期発見できます。
特に生産終了した発電機では、部品供給状況を確認しながら保守計画を立てることが重要です。
まとめ
非常用発電機のオイル交換頻度は、一般的に年1回が目安です。運転時間が少なくても、オイルは酸化や結露によって劣化するため定期交換が欠かせません。
オイル交換を怠ると、エンジン摩耗や始動不良、オーバーヒートなど重大な故障につながる可能性があります。
また、オイル交換は単なる消耗品交換ではなく、発電機全体の健康診断の機会でもあります。オイルフィルターや冷却水の点検、負荷試験なども含めて定期的に実施することで、停電時に確実に稼働する発電機を維持できます。
非常用発電機は「使わないための設備」ではなく、「使う時に確実に動くための設備」です。定期的なオイル交換と専門業者による点検で、万一の停電に備えましょう。
発電機 非常用発電機 のお悩み解消します
非常用発電機 点検 修理 整備 メンテナンス
国産ディーゼルエンジンはメーカー問わず全て修理対応いたします。
弊社取引先は上場企業~大手チェーン店様、ビル管理会社様など
多種多様な業種から直接のご相談と依頼を頂いており、業態に即した最適なご提案が可能です。
納品後も年次点検や予防保全整備、負荷試験を含め万全のアフターサービスをお約束します。
非常用発電機 買取 下取りサービス
更新に伴う既設の非常用発電機はいかなる状態でも100%の買取保証。
産廃処分費のご負担(平均10~50万円)の解消と下取り評価を合わせて50~100万円のコスト削減が可能です。
弊社は 大型発電機 非常用発電機 買取 の専門チャンネルを業界最大級で取扱いしています。
非常用発電機 更新 (入れ替え)
弊社は発電機メンテナンスのノウハウを活かした買取サービスを展開し、撤去・据付工事を多数行っております。
スケールメリットをお客様へ還元できます。
代理店や専門外の設備業者に比べ平均50万円前後の工事費削減ができます
岐阜県認証 ぎふSDGs推進シルバーパートナー 登録企業です

株式会社ロジエイティブは発電機を通してSDGsへの取り組みを岐阜県より認証を受けました
まだまだ使える非常用発電機の延命整備、下取りリユースを展開しています
中部電力(株)様へ非常用発電機の研修を毎年実施しています
中部地区の電力インフラを担う中部電力(株)様へ
先方の設備担当者様向けの非常用発電機の専門研修を実施しています
非常用発電機は、メンテナンスをしなければ点検だけでは故障を抑止できません
甚大化する災害に、大切な電源供給を担う非常用発電機を守るための専門研修は
弊社が出来る社会へ還元できる価値として取り組ませて頂いています






