発電機マメ知識TRIVIA
2020.12.28
失敗しないための非常用発電機のメーカーと選び方
発電機 非常用発電機 故障 予防 メンテナンス のお役立ち情報を発信
発電機 非常用発電機 は必要最低限のメンテナンスをすれば長くお使いを頂けます。
制御基板の修理や故障予防のメンテナンス、負荷試験、冷却水漏れの対策など
発電機のお役に立つ情報を発信しています。
非常用発電機は一度購入されますと、次の買い替えまで20年前後の長い期間設置をされます。
そのためユーザー様からのご相談の多くにある、間違いの無いご選択をしたいご意向から主要メーカーと選ばれる際の基準をまとめました。
主要メーカーと選定基準をご案内しています。
主な非常用発電機の製造メーカーの一覧です
防災型・BCP非常用発電機メーカー
デンヨー
可搬型発電機ではNO1のシェアを占めるメーカーです
非常用発電機は子会社のOEM生産になります
唯一、防災認定品の都市ガスの非常用発電機をそろえています
西日本発電機(ニシハツ)
デンヨー100%子会社の非常用発電機専門メーカーです
東京電機と国内シェア2位を競っています
工場は佐賀にあり、九州エリアでは圧倒的知名度
日立製作所
エレベーターから電車まで社会インフラを作っているだけあり耐久性が高い
大型の常用発電機など中規模以上のラインナップが豊富
日本車両
可搬型から非常用発電機まで作っています
JR東海の100%子会社のため、東海エリアでは知名度高い
三菱重工・三菱電機
大型の常用発電機ではよく見かける一流メーカーです 補修部品が少し高い
制御関連がハイスペックのため若干高い
エンジンから発電機・制御まで三菱の統一ブランドで揃う唯一のメーカー
制御基板の生産終了が若干早い
中型~小型はOEM生産になりました。
ヤンマー
非常用発電機のトップシェアを占めるメーカー
オープン型や放水冷却など非常用発電機の仕様に伴う種類が豊富
そのため補修部品がよく揃います
東京電機
こちらも非常用発電機ではシェア2位を競うメーカーです
西日本発電機(ニシハツ)と熾烈なシェア争いをしています
東日本では知名度高い
明電舎
非常用発電機は中型以降のラインナップが豊富
ガスタービンの非常用発電機もパッケージ販売しています
西芝電機
中型~大型のラインナップが豊富
3000/3600回転や50kva以下は無い
非常用発電機の性能格差
防災型の非常用発電機はJISやNEGA(内発協)など様々な認証と規格が求められます。
認証品/規格適合品である限りユーザー様が感じる性能差はありません。
非常用発電機の耐久性を左右するのはメンテナンス頻度
どんなに耐久性に優れた非常用発電機をお選び頂いても
非常用発電機はご使用頻度に関わらず、オイルや冷却水などの消耗品は経年劣化をします。
経年劣化した消耗品を未整備状態のままにしておきますと
周辺部品の故障トラブルを誘発します。
納入後は年に1度定期的にメンテナンス整備をするかが、良好な機器状態を保つ耐久性の保持に繋がります。
潮風や寒暖差のある場所に設置している非常用発電機
海風があるところや、寒暖差により湿気が取れない場所にある非常用発電機は
外箱のパッケージをメンテナンス時には入念に錆の状況を確認します。
錆が発生していましたら、錆が進行する前に錆落としと錆止め塗装を行い
パッケージ内部へ水が浸水してしまうことを予防することも点検メンテナンス時は大事な確認ポイントになります。
海外メーカーのエンジンが搭載された非常用発電機のメリットとデメリット
非常用発電機は、パッケージメーカー、エンジンメーカー、発電機メーカーとそれぞれ異なるメーカー同士の部品を組み合わされて完成しています。
最近はパッケージが日本メーカーでも、外国製エンジンを搭載しているモデルが増えてきました。
施設の容量や、排圧を満たすために外国製エンジンを搭載した非常用発電機を選定する場合もあります。
海外メーカーエンジンのメリット
カミンズやボルボ、パーキンスエンジンなど
世界的に供給されているエンジンメーカーはスケールメリットがあります。
韓国製メーカーのエンジンは日本製メーカーに比べて安価です。
非常用発電機は施設の仕様に合わせてエンジンを改良するより、外部調達した方が
本体価格を抑えられるメリットがあります。
海外メーカーエンジンのデメリット
本体価格のイニシャルコストは安価になりますが、メンテナンスや補修に掛かる部品代は海外メーカーの方が高くなります。
そのため、メンテナンスに掛かるイニシャルコストは海外メーカーエンジンが高くなります。
20年設置した場合のトータルコストで見ますと、イニシャルコスト<ランニングコストとなります。
メンテナンスの補修部品供給に懸念が生じる
万が一、故障したときに補修部品が手に入らないあるいは、調達までの時間を要するなどの問題が生じる懸念もあります。
パッケージメーカーがある程度、補修部品をストックしていても
生産をしているのは海外メーカーになるため、補修部品が揃うまでの調達期間が長くなる場合も
多くあります。
非常用発電機の選定
非常用発電機の場合、メーカー選びで悩まれても国産エンジンに限り
性能差は価格差に見合うほど大きな影響はありません。
燃費に数パーセントの違いがあったとしても、平常時には動いていないため
この部分は優先順位としては低いかと思います。
納入後のメンテナンスサポートが期待できるか
災害時に正しく稼働させるために年に一度の点検整備が重要です。
購入時のイニシャルコストも大切ですが
納入後にどのような計画を立てて点検整備を行うのか
メンテナンス計画の内容が重要になります。
言葉が悪いですが、売りっぱなしでアフターメンテナンスなど
こちらが頼まないと見積もりが出てこないのではサポート不足です。
故障が起きた時に見積もり対応をお願いしても、過剰整備による見積もりが出てくる場合もあり、その際はユーザー様への負担が大きい内容となります。
電気設備の点検と非常用発電機の点検整備の違い
定期点検(防災業者様や電気保安技術者様)をしているから
問題ないとの認識を多くの方がお持ちです。
しかし電気設備点検や消防設備点検は、整備メンテナンスが含まれておりません。
非常用発電機は内燃機関のエンジンと電気の制御で構成されています。
そのため、点検整備には専門会社による適切なメンテナンスが必須です。
非常用発電機の価格
非常用発電機は施設への設置を前提にしているため非常用発電機の導入に要する費用は
非常用発電機本体+付帯工事+所轄申請の総額となります。
また販売業者によっても販売実績の台数により
メーカーからの仕切値が異なります。
まずは修理か更新か、適正価格と解決方法にお悩みの方は最適な方法を一緒に考えて
ご納得いただく選択のお手伝いをいたします。
発電機 非常用発電機 のお悩み解消します
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弊社取引先は上場企業~大手チェーン店様、ビル管理会社様など
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納品後も年次点検や予防保全整備、負荷試験を含め万全のアフターサービスをお約束します。
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