発電機 非常用発電機 メンテナンス の施工事例をご紹介

 

発電機 非常用発電機の施工事例では

制御基板の修理や故障予防のメンテナンス、負荷試験、冷却水漏れの対策など

発電機のお役に立つ情報を発信しています。

 

充電器故障で蓄電池が放電する発電機

 

今回の施工事例は充電器ユニットの修理です

 

不具合症状としては

パッケージ外部の故障ランプが点灯

 

 

制御パネルを開き充電器故障ランプが点灯していることを確認

 

 

充電器本体のパイロットランプが異常点滅

 

 

蓄電池と充電器ユニットにテスターをした結果は

どちらも規定値に満たない電圧であるため故障個所を特定しました

 

こちらの非常用発電機は1992年製と製造から30年が経過をしています

パッケージメーカーでは廃盤モデルのため

充電器ユニットは既に生産終了を迎えています

 

生産終了した充電器ユニットの改修

 

 

パッケージメーカーから純正品が入手できないため

OEM生産にて現行機の中から今回の故障充電器に即する機種を選定のうえ

現地にて細部を調整します

 

 

 

まずは故障している既設の充電器を安全対策を施してから取り外しをします

受電キュービクルから発電機への電源を遮断します

次に蓄電池、充電器、制御のブレーカーを落とします

最後に配線を取り外す際に絶縁テープで養生をしながら取り外しをします

 

 

既設の設定値を調べ、新しく入れる充電器も設定を全て合わせていきます

 

 

無事に取り付けが完了しました

 

 

並行して蓄電池の交換作業を実施します

接続部分を金属たわしで清掃をします

 

   

 

次に既設の蓄電池の電圧を計測します

放電が進んでおり規定値より大幅に下回っています

 

 

電池の配列を確認のうえ、ひとつひとつを慎重に作業します

 

 

電池交換が完了しましたら比重の測定をします

最後に触媒栓を取り付けて完了です

 

 

発電機への電源復旧後は試運転調整を行います

試運転時に冷却系統、オイル系統の温度を計測します

正常に温度が上昇したときにサーモスタットの開閉と温度変化を確認しましたら

試運転完了です

 

 

試運転結果、蓄電池計測結果は報告書に数値データを記載し提出をします

 

 

写真台帳も合わせて作成し報告書をお作りします

 

古い非常用発電機、部品の出ない非常用発電機も

直せる場合がございます

 

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