発電機マメ知識TRIVIA
2020.12.25
発電機燃費の計算式
発電機 非常用発電機 故障 予防 メンテナンス のお役立ち情報を発信
発電機 非常用発電機 は必要最低限のメンテナンスをすれば長くお使いを頂けます。
制御基板の修理や故障予防のメンテナンス、負荷試験、冷却水漏れの対策など
発電機のお役に立つ情報を発信しています。
発電機燃費の計算式
発電機のエンジン単体で公表される表示に使用燃料○○g/kwhがあります。
これを1時間あたりのリッター換算とする計算式は
計算式 消費g×発電容量÷使用燃料比重
となります。
(例)500KW出力のA重油211g/kwhと表記された発電機のリッター換算
使用するA重油の比重を0.85とする
0.211kg×500kw÷0.85=124L/h
1時間あたり124Lの燃費消費量となります。
どのメーカーも+5%の裕度を得ておりこのケースでは公表値131L/hとなります。
実際に使う場合の平均燃費とは異なる
先ほどの計算式では500KWの出力で算出していますが
現実的には、負荷を始動させる最初の突入電力が最も大きく
始動後は負荷抵抗が下がりますので、負荷抵抗が下がる=発電する量が少なくて済む
よって燃費はこれより伸びる形になります。
車で例えると、最初の坂道を馬力全開で登ったあとは、平たんな道を走るので
燃費は初動時より伸びるイメージです。
なぜリッター表示ではなくグラム表示があるのか?
目的は、燃費の誤差ブレを小さくするためです。
同じA重油でも産油国、石油元売りによって比重は若干異なります。
上記例の計算でも比重が0.85から0.86に変わると2L/hの誤差が生じます。
使用する燃料比重によって誤差を出さないための対策です。
常用発電機と非常用発電機は燃費が大きく違う
常用発電機とは
契約電力の上限を節約(ピークカット)するため、特定の負荷設備あるいは全てを発電機の電力で賄う目的に導入しています。
電力負荷に応じてエンジン出力をコントロールする調速機(ガバナ)は電子制御され、非常用の発電機に比べ排気はクリーンで、燃費に優れます。
非常用発電機とは
停電や災害時のバックアップ電源として用います。
設置型の主な非常用発電機は、停電を感知すると自動で起動し、復電すると自動停止をします。
常時動いている常用型とはことなり、上記の自動起動・自動停止などの他に
プライミングポンプ(オイルを定期的にエンジンへ強制循環させる)など
非常時に使うために特化した仕様となっています。
エンジン出力をコントロールする調速機(ガバナ)は機械式
負荷が掛かっていても、無負荷状態でも常に設定されたエンジンの回転数を維持します。
車でいうと、アイドリングの段階でもアクセルを一定量踏んでいるのと同じです。
構造がシンプルであり電子式に比べて安価で故障は少ないですが細かい出力制御が出来ないため、燃費は悪くなります。
非常用発電機は定期的に燃料を使い切るか交換が必要
普段使う事がない非常用発電機の燃料は、使い切らずに継ぎ足しをされるユーザー様が多くいらっしゃいます。
使用する軽油は石油連盟の推奨では6か月とあります。
少なくとも、非常用発電機に搭載している燃料は5~6年経過をしましたら全量交換をお勧めします。
経年劣化した燃料を非常用発電機に使い続けると
燃料の酸化が進み、燃焼不良などの不具合が生じます。
燃焼不良の不具合は、非常用発電機から白煙や黒煙が止まらないなどの異常症状として現れます。
このほかには、燃料ポンプ内部の固着など、周辺部品へ深刻な故障要因を引き起こします。
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