発電機マメ知識TRIVIA
2020.12.25
【防災用orBCP】用途に合わせた発電機の選定
発電機 非常用発電機 故障 予防 メンテナンス のお役立ち情報を発信
発電機 非常用発電機 は必要最低限のメンテナンスをすれば長くお使いを頂けます。
制御基板の修理や故障予防のメンテナンス、負荷試験、冷却水漏れの対策など
発電機のお役に立つ情報を発信しています。
非常用発電機には2つの大きな用途がある
非常用発電機には大きく分けて2つの用途があります。
防災用非常用発電機とは
火災時に人命や財産を守るために、スプリンクラーや消火栓ポンプの電源バックアップを担います。
BCP用の非常用発電機とは
長期に渡る停電が発生したときに、生産活動に支障が出ないよう会社や工場設備への電源バックアップを担います。
BCP用途の多くは
長時間の停電に備えるため、非常用発電機の仕様は長時間となっています。
防災型非常用発電機
消火栓ポンプのモータや、スプリンクラー、非常灯など
火災時の避難や消火に役立てるための設備に紐づいた用途です。
パッケージ(外側の筐体)タイプは消防法の基準を満たした耐火性能を有しています。
蓄電池(バッテリー)も同様に耐久性と始動性に優れた消防認定品が搭載されます。
この蓄電池(バッテリー)は受注生産品です。
そのため、電圧不足によるバッテリー上がりが分かってから発注の場合
納期は45~60日生じますので、この期間は発電機が使えないリスクが生まれます。
防災型非常用発電機の設置届
設置の届け出は所轄の消防署になります。
※一般の発電設備も内燃機関と燃料を搭載するため設置届は同じく所轄消防です。
消防の防災認定を得た発電機の選定が必須となります。
発電機選定には出力容量計算が必須
防災用途の非常用発電機を設置の場合
火災時に消火栓ポンプやスプリンクラーなどの防災設備が容量不足で始動できない状況に陥らないよう
所定の計算式に基づく出力容量計算書で算出した発電機容量が求められます。
一般負荷のバックアップ電源と異なり、防災用途の場合には
負荷容量に対して容量には余裕を見た選定基準の計算式となります。
一般負荷非常用発電機・非常用発電設備
防災用ではなく停電や災害時に生産活動や営業活動に支障が生じないように設置する目的の非常用発電機です。
養鶏場では夏場に30分の停電が生じますと、飼育している鶏が死んでしまいます。
養魚場や養鰻場も同じく水槽に酸素を送れないため、多大な損害に繋がります。
近年ではBCPの重要性から非常用発電機のニーズは高まっている
大雨や台風被害の甚大化に伴い、近年ではいつどこで大規模停電や長期間の停電が起きるとの備えが求められています。
サプライチェーンを構成する製造業だけではなく、物流倉庫や食品工場など、ライフラインに直結する企業でもBCP(Business・continuity・planning)導入が進んでいます。
BCPには非常用発電機が必須
BCP対策非常用発電機
BCPは災害時に人命保護や営業活動への影響を最小化するための計画です。
従業員やお客様の避難経路には明かりが必要です。
帰宅が出来ないような状況下では、食品保存のための冷蔵庫や給排水にも電気は使われます。
事務所では顧客とのやり取りに電話や、受注にはPCを使います。
冷凍倉庫では冷凍モーターへの電源供給や電動フォークリフトへの電源供給が必須です。
電気が無ければ人命保護や最小限の営業活動も行えないため、電源供給を賄う非常用発電機は重要な役割を担います。
どちらの用途でも予防保全整備は必須
防災型非常用発電機でも、一般用非常用発電機、BCP目的の発電機でも
普段動かす機会の少ない発電機は年に1度の整備が必須になります。
発電機は内燃機関(エンジン)を搭載しています。
そのためオイルや冷却水は使用頻度や有無に関わらず経年劣化していきます。
長期間未整備状態のまま放置をしていますと、災害時に起動しない、故障トラブルで止まってしまうなど、使いたい時に「使えない」状況を招きます。
重故障やトラブルを未然に防ぐためには、消耗品や消耗機器を期待寿命を迎える前に交換整備を行う「予防保全整備」を年に一度行うことが重要です。
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