発電機マメ知識TRIVIA
2021.08.25
非常用発電機 動かない 原因【空気混入編】
非常用発電機 動かない 原因 のひとつに空気の混入
非常用発電機の多くがディーゼル発電機、いわゆる軽油や重油を燃料にしています。
燃料をエンジンに送り込む部品が「燃料フィードポンプ」です。
この部品も使用頻度を問わず、経年劣化をします。
この記事では、発電機が動かない原因のひとつに燃料系統への空気混入があるケースでの
原因と予防策についてまとめています。
非常用発電機 の燃料系統に空気が入る現象
ディーゼル発電機のエンジンが掛からない原因のひとつに
空気の混入があります。
いわゆるエアガミと呼ばれる現象です。
ディーゼルエンジンは、燃料を圧縮してエンジンを動かす仕組みのため
空気が混入をすると、圧縮ができず始動や運転ができません。
燃料系統に空気が入る原因
非常用発電機で、使用頻度が高くないのに、このような症状が現れた場合に
燃料タンクが別置きタイプのものは、燃料フィードポンプの経年劣化が最初に疑われます。
なぜ燃料別置きタイプの方が経年劣化が進むのか
理由は、燃料タンクの位置にあります。
燃料タンク搭載型の非常用発電機
燃料タンク搭載型の非常用発電機は
エンジンより低い位置に燃料タンクが配置されています。
燃料タンクが別置き型の非常用発電機
燃料タンクが別置きタイプの非常用発電機は
エンジン位置より高いところに燃料タンクが配置されています。
フィードポンプが経年劣化しやすいのは別置きタイプ
燃料フィードポンプはオイルと燃料が混ざらないように
内部をメカニカルシールで仕切られています。
非常用発電機は普段、動かす機会が少ないため
エンジンより高い位置にある燃料タンクの燃料はフィードポンプが受け止めている形になります。
常に動いていれば、弁が開放されますが、動いていない時間の方が長いので内部の経年劣化が進みやすくなります。
非常用発電機 燃料フィードポンプ 期待寿命は12年
非常用発電機 燃料フィードポンプの期待寿命は12年です。
別置きタンクの場合はこれより短くなるため、定期的にメンテナンスをしていく中で
経年劣化の予兆を早くつかんで交換していくことで動かないトラブルを抑止できます。
非常用発電機 搭載燃料も6年に一度交換
燃料も6年に一度は全量交換をお勧めします。
軽油も長期間同じものや、継ぎ足しで使っている方が非常用発電機には多いですが
機器状態を良好に保つためには交換をお勧めします。
理由は燃料も腐るからです。
酸化した軽油は、燃料タンク内の錆を誘発します。
燃料効率も悪くなるため、白煙や黒煙の原因にもなります。
また、燃料系統の詰まりを誘発しますので、何かとトラブルの原因になります。
経年劣化した燃料が起こす故障トラブルの事例と修理については
下記の別記事にまとめています。
空気が混入する原因は一つだけの部品ではなく
長期間、交換をしていない消耗品の経年劣化が複合的に引き起こす現象のひとつです。
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