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発電機マメ知識TRIVIA

2021.01.20

【 非常用発電機 メンテナンス 】費用 の節約

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非常用発電機のメンテナンスとは?

 

多くの非常用発電機は、ディーゼルエンジンが搭載されています。

マイカーと同じように、点検だけではエンジンや発電システムの状態を維持できません。

整備=メンテナンスが必要です。

使用頻度を問わず、時間の経過とともに品質が失われる消耗品を

年に一回の点検と共に、交換メンテナンスをして重大な故障やトラブルを未然に防ぎます。

 

非常用発電機の消耗品とは?

 

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変色・変質した冷却水(LLC)

 

非常用発電機の主な消耗品とは

オイル、冷却水、フィルター、ベルト、ホース類、蓄電池など

各消耗品ごとに定められた交換時期があります。

 

なぜ使用頻度の少ない非常用発電機の消耗品を交換するの?

 

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左 新オイル 右 旧オイル

 

非常用発電機に使用されている消耗品は、使用頻度を問わず、経年劣化をするため交換を要します。

オイルは最低2年に一度の交換を推奨するのは、オイルの品質変化により、エンジンを保護する役割が失われるためです。

写真のオイルは10年以上交換をされておらず、変色とともに、オイルも適正粘度が失われています。

運転時間は10年間で10時間未満です。

 

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硬化した冷却水ホース

 

冷却水ホースやファンベルトなど、ゴム素材で出来ている部品も時間の経過とともに硬化(カチカチ)になり

液漏れやベルト破損によって重大な故障を引き起こします。

 

非常用発電機のメンテナンス費用を節約するには

 

年に一度の点検と同時に消耗品を計画的に交換メンテナンスをすることで費用を節約できます。

 

年次点検と同時に行うことで、重複する労務費や交通費をコスト削減できます。

計画通りにメンテナンスを遂行すると必要最小限の費用に抑えることができます。

 

1年目にオイルとオイルフィルター交換

2年目に冷却水と燃料フィルター交換

 

必要最小限のオイルとフィルター、冷却水を2年毎交互に交換する計画をします。

6年に一度の交換を要する、ベルト類やホース類、蓄電池、燃料交換を5~7年目のメンテナンス計画に組み込みます。

 

電圧測定や温度測定、警報試験などの総合点検は全て込みで行いますので

万が一、故障の兆候が確認された場合にも事前に予防対応が可能になります。

 

非常用発電機が故障すると想定外の費用が生じる

 

非常用発電機のメンテナンス費用は、毎年の点検と整備を同時に行うこと、必要最小限の部品に絞ることです。

何もメンテナンスをしない場合に起きる故障には、想定外の費用が生じます。

 

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冷却水が抜けたラジエーター

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ラジエーター本体から腐食で水漏れ

 

非常用発電機の冷却水はLLC(ロングライフクーラント)が使われています。

防錆・防腐・不凍液の成分が含まれていますが

この効果は1年を経過しますと年々効果が失われていきます。

長期間交換をしていないLLCは、ラジエーター本体の腐食を誘発し、ラジエーター交換が必要になります。

 

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劣化した燃料は燃料噴射ポンプや燃料噴射ノズルなど、燃料系統の機関部品の固着による故障を招きます。

 

非常用発電機は、毎日動かすことがなく、メンテナンスをされていないと、発覚した時には大きな支出を伴う

修理内容になってしまいます。

災害時にも安定して稼働する非常用発電機には、年に一度の消耗品交換のメンテナンス計画が必須です。

 

 

故障個所によっては発電機更新の選択しか残らなくなる

 

非常用発電機 はパッケージ設計からエンジン、発電装置に至るまで

様々なメーカーの部品を組み合わせて一つの完成品となっています。

そのため、非常用発電機が古くなってきますと、故障個所によっては既に生産終了をしている部品も出てきます。

当社も代替品やオーバーホール、基板の修理など延命できる修繕は行っていますが

故障個所によっては上記の対策もとれない場合が生じます。

ここまで至りますと、修理不能となるため、お客様にとりましては発電機入れ替え(機器更新)のみの選択肢しか残らない結果になります。

 

年に一度のメンテナンスは、重大な故障発生リスクを抑え

主要部品の経年劣化を早めにつかむことで、生産終了前に部品確保ができれば更に非常用発電機の寿命を延ばすことができます。

 

非常用発電機の耐用年数とメンテナンスの影響については

下記の別記事にまとめています。

 

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別記事 非常用発電機 メンテナンス 耐用年数 への影響

 

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